家は「建てたら終わり」ではありません。上質で自分らしい住まいを存分に楽しみ、心豊かに暮らし続けたいものです。このコーナーでは、テラジマアーキテクツで家を建てた施主の皆さんに、自宅での毎日を彩るさまざまなアイデアをそれぞれの視点から紹介いただきます。
今回のプレゼンターは…
柿本 智美さん
アニバーサリープランナー
日本航空での客室乗務員の経験を経て、結婚・出産し、現在2児の母。子どもの記念日を最高の記念日にしたいという思いから、アニバーサリープランナーの資格を取得。テーブル・コーディネーターの経験も生かし、パーティ演出を行っている。
tomomigardenparty.wixsite.com/home
くつろいだ雰囲気で楽しむホームパーティのすすめ
バースデーパーティ、イースター、ハロウィン、クリスマス……。さまざまなイベントごとに、テーマを取り入れたスタイリングを施しながら、素敵なパーティを行ってみたくはありませんか? 周囲の目を気にせず、子どもたちも、親も、くつろいだ雰囲気で楽しめるのが、ホームパーティの醍醐味です。
私がアニバーサリープランナーの資格を取得したのは、子どもが生まれてから。発端は、子どもがテーブルクロスを引っ張って食器を落としてしまう危険性を感じ、子どもでも楽しめる最高のイベントを考えたいと思ったからです。今回は10歳になる息子のバースデーパーティを企画しました。コンセプトは、夏休みに家族で旅行にでかけたNASAの思い出です。高学年の男の子の誕生日なので、かわいらしくなりすぎないテーマ設定にしました。
パーティは「愛された記憶」として残るもの
テーブルにはネイビーブルーのクロスを敷き、料理やケーキのほかにも、宇宙にまつわるアイテムをバランスよく配置しました。バースデーパーティであれば、まずお子様の好きなもの、または好きな色を聞いて、それをもとにテーマカラーを決めるとコーディネートを考えやすいですよ。また、子どもたちがたくさん集まるような会では、割れやすいグラスや繊細な装飾は避け、紙皿など安心して使える食器を用意するのも良いでしょう。
素敵なパーティは、子どもたちが大きくなったときに「愛された記憶」として残してあげられるものです。ですから、かわいい写真を撮ることも、パーティの大切な要素のひとつ。パーティ会場内には一箇所でいいので、みんなが集まって撮影できる「フォトブース」を設けておくとスムーズですよ。なにより子どもたちが喜んでくれます。あとから写真を振り返る際も、みんなで笑みがこぼれること請け合いです。パーティの参考になさってみてください。
エッセンス
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