家は「建てたら終わり」ではありません。上質で自分らしい住まいを存分に楽しみ、心豊かに暮らし続けたいものです。このコーナーでは、テラジマアーキテクツで家を建てた施主の皆さんに、自宅での毎日を彩るさまざまなアイデアをそれぞれの視点から紹介いただきます。
今回のプレゼンターは…
宮澤 奈々さん
料理研究家
パリ商工会議所、懐石料理屋主催の料理教室アシスタントやレストラン勤務等を経て、和・洋・中・エスニック、スイーツなど幅広いジャンルの料理に精通。自宅のキッチンスタジオにて会員制料理教室C'estTrèsBon(セトレボン)を主宰。その他、各マスメディアへの出演やイベントでの外部講師、器やキッチンのプロデュースなどを務める。
http://nanamiyazawa.com/
カラフルな夏野菜×ガーデン風のテーブルセッティング
外出は最小限に、家で家族と過ごす生活が続いていませんか。そこで今回のテーマは「家族で楽しむ夏レシピ」。親しみのあるお料理をアレンジして特別なメニューに変身させました。
メニュー
・新生姜のジンジャーエール
・豆乳のフルフルムース とうもろこしブルーテ
・サモサ
・牛肉のマリネ
・キーマカリー
・グリンピースのタコス
・チャッツネ
・Gelee de bijoux (宝石のゼリー)
一品一品、お料理がカラフルなので、テーブルセッティングはお料理を引き立てるため色数を抑えてグリーンとウッドを基調としてガーデン風に。そこへ光沢のあるベースやガラス皿を加え、モダンな雰囲気に仕上げます。
ここで意識したいのは、テーブルセッティングもお料理の盛り付けも、高低差をつけてディスプレイすること。テーブル上のキャンドルは背の高いものと低いものを配置。平皿にお料理を盛り付けるとき、トッピングは山のように高く。小鉢にはピックを縦に添えましょう。すると、空間にメリハリが生まれてかっこよくなります。
今回は箱型の「YOSEGI oju」の中に、ショットグラスやおちょこにいろいろなお料理を分けて盛り付けました。
目の前で切ることも、おもてなしのプレゼンテーション。
初夏は新ショウガが出回る時季ですので、ピューレとシロップをつくってジンジャーエールに。ショウガのピンク色がきれいですよね。ぶどうを添えて乾杯ドリンクにします。
冷たいコーンスープはブイヨンを使わず、昆布とかつおの和風出汁をベースにしてほっとする味わいに。カリカリにした生ハムを添えます。
緑色のタコスはグリンピース、赤いサモサはビーツの色。どちらも本場より小さくかわいく、食べやすくしています。牛肉のマリネは香ばしくグリルしマリネ液に一晩つけると、驚くほどお肉が柔らかくなりますよ。
キーマカリーは桃のチャッツネを入れて甘味とコクを引き出しました。
ひき肉料理をジューシーにするポイントは、肉汁が透明になるまでしっかり炒めること。少しの手間でぐんとお料理が美味しく仕上がります。
デザートのゼリーは宝石のようにキラキラしているので、テーブルに飾って目で楽しんでもらったあと切り分けます。その後、仕上げのレモン汁をひとふり。こういう所作も演出となって「ワア!」とうれしくなりますよね。
「どうやったら素敵な演出になるの?」とご質問いただくのですが、1番大切なのは自分が楽しいこと。自分が「かわいいな」と思う盛り付けや気分が盛り上がることをすれば、食べる人もそう思ってくれるはず。ぜひご自身で盛り付けを楽しんでみてください。料理が楽しくなりますよ!
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(2021年12月21日追記・修正)
今回のおもてなしに活躍した木製のお重は「YOSEGI oju」は、現在「家庭画報ショッピングサロン」にて販売中です。
また、TOPの画像にて使われているケーキスタンドは、宮澤奈々さんのご友人であるcomoleveの清水さんとのコラボレーションにて生まれた「KUMIKAGO tree」です。
「YOSEGI oju」、nanamiyazawa × comoleve「KUMIKAGO」シリーズの商品は、下記ウェブサイトにてお求めいただけます。
エッセンス
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