イタリアンモダンデザインの代表的な照明ブランド

1945年に生まれた照明ブランド、OLUCE（オルーチェ）。

設立以来、60年代のJoe Colombo、70年代のVico Magistrettiといった時代を代表するデザイナーの名作を主流に、今も尚、残された図面から復刻に力をいれています。イタリアンモダンデザインの代表的なブランドとして、今も若手のデザイナーを起用し幅広いデザインを手がけています。

今回ご紹介するのは、そんなOLUCEの作品のひとつ、「Alba」。シンプルモダン～ナチュラルモダンテイストのお住まいに馴染みやすそうな、繊細で優しいフォルムが魅力的なシリーズです。そのうち、リビングや寝室にぴったりのフロアランプに注目しました。

雫をモチーフにした優しいフォルムが魅力

「Alba」シリーズはすべて雫がモチーフ。繊細な軸に支えられたガラスグローブは、すっと伸びた枝からこぼれ落ちようとしている水滴を思わせます。空間を引き締めるスタイリッシュさと馴染みやすさを兼ね備えたデザインは、幅広いテイストの空間に合わせることができそうです。

また、フロアランプにはシングルタイプとダブルタイプの二種類があります。ダブルタイプは片側がアームに下がり、片側がアームの上に静かに雫が乗ったようなデザインで、シングルタイプとはまた異なる存在感があります。組み合わせて置いてみるのも、空間にリズムが生まれて面白いかもしれませんね。

乳白色の灯体はふんわりと灯り、有機的な美しさを感じさせます。例えばグリーンなどと同様、その空間に隙や柔らかさ、心地よさをプラスしたいというときに取り入れてみてはいかがでしょうか。映画鑑賞などを楽しむための一人がけチェアやベッドの横に、または家族が集まる大きなソファのお隣に。団欒や寛ぎのそばにさりげなく温かみを添えてくれる、そんな存在です。

フロアランプは間接照明の一種として、天井からの反射光でお部屋全体を柔らかい光で満たすことができます。ダウンライトの照度を少し落として、フロアランプなどの置き型の灯りをいくつか点せば、いつものお部屋が寛ぎの空間に。時には灯りを使って、身体と心をリセットする時間を演出してみてはいかがでしょうか。