居心地の良い暮らしとは?
去る9月29日、イタリアのラグジュアリー家具ブランド“Minotti”のショールーム「Minotti AOYAMA」にて、建築家・深澤彰司による家づくりセミナーが開催されました。
「明るい家にしたい」「風通しが良くて、気持ちのいい家にしたい」というのは家を建てる時に誰もが考えることです。しかし、都市部では住宅は密集しているため、三方面が隣家に囲まれていたり、人通りの多い道路に接していたりするような土地が多いのが実情です。せっかく家を建てたのに、周囲を気にして窓を開けられずカーテンも閉め切ったままという方が多くいるのです。
そのような住空間の中での家づくりでテラジマアーキテクツがおすすめしているのが、「中庭」のある住宅。プライバシーと採光通風を両立できる「中庭」を取り入れることで、より開放的で豊かな暮らしを楽しんでいただけるのではないかと考えています。

開放できる家を目指して
住まいには、「開放性」ということがとても大事だと思っています。カーテンをバッと開けて開放するというのもそうですし、自分自身が例えばソファに座ってホッとして気持ちを解放する、というようなことが表現できるかどうか。特に住宅が閉鎖的になりがちな都市部の住宅地ではとても重要なテーマではないかと考えています。
庭は南側に配置し、その南側に面して家を建てましょう。これがいわゆる庭付き一戸建てといわれるものの一般的な考え方です。これ自体は間違っていないのですが、これに大きく欠けているのは、周りの環境も考慮しましょう、ということなんです。もちろん南向きに開口できる空間を確保できれば言うことなしなのですが、例えば南側に隣接する民家がすでに存在する場合、南側に庭、
中庭が生み出す豊かな暮らし
「中庭」とは、建物や塀で囲まれた屋外のオープンスペースを指します。中庭をつくると、光を家の中に取り入れることができるため、南向きの窓を設けられなくても暗いということはありません。また、開建物で囲まれているためセキュリティは万全ですし、外からの視線を遮ることができるため、カーテンのない暮らしを実現することが可能です。これで昼も夜も安心して暮らしていただけると思います。さらに機能性だけでなく、非日常感のある演出などを取り入れた「豊かな暮らしを生み出す中庭」も、上質な住まいの要素として重要だと考えています。
実際に中庭のある家を建てられたお施主様の家におじゃますると、お子様が遊び盛りで、ビニールプールを出して遊んでいたり、自転車の練習をしたり、バーベキューをしたりと、ライフスタイルに合ったさまざまな使い方をしていただいています。皆さんも中庭を活用し、居心地の良い暮らしを実現してみませんか?
次回イベントのお知らせ
2019年2月10日(日)に建築家・深澤彰司による家づくりセミナー「More Lifeを叶える家づくりセミナー“つながり” のデザイン」を開催いたします。住まい手のライフスタイルや価値観を反映したプランニング事例をもとに、家族のコミュニケーションを生み出す間取りやプライバシーを守る空間構成について考えます。
セミナー
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建築家の視点 ニューノーマル時代、今こそ家!
2021年5月15日に開催されたイベント「More Lifeセミナー」のレポートをお届けします。今回のテーマは「今こそ家!」です。
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「More Lifeセミナー」のレポートをお届けします。テーマは「上質な暮らしの見つけ方」。他でもない、自分にとっての「上質」な住まいのイメージを...
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建築家の視点 都心で叶える快適な住まいづくり
2019年10月6日開催されたイベント「More Lifeセミナー」のレポートをお届けします。今回のテーマは「都心で叶える快適な住まいづくり」です。
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2019年6月8日に開催されたイベント「More Lifeセミナー」のレポートをお届けします。今回のテーマは「自分らしい住まいのつくり方」です。
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建築家の視点 “つながり”のデザイン
2019年2月10日に開催されたイベント「More Lifeセミナー」のレポートをお届けします。今回のテーマは間取りから考える「“つながり”のデザイン」です。