住まいのあり方が多様化し、それぞれの価値観、ライフスタイル、またライフステージに合わせて、選択肢は広がり続けています。こうした中、「自分らしい家をつくること」の魅力を、また「自分らしい家で暮らすこと」の価値を、あらためて多くの方に知っていただきたい――そんな思いから、「More Life Lab.」は生まれました。

生き方・暮らし方を自ら定義し、つくり上げようとする人。
その価値観に賛同し、肯定したい。

上質と個性を重んじ、人生を通じてそれを謳歌したいと願う人。
その思いに寄り添い、実現を後押ししたい。

家が人に与えてくれる幸せや可能性を誰よりも信じ、住まいに対するお客さまの思いやこだわりと誰よりも深く向き合ってきた「家づくりのプロ」として。上質かつ自分らしい家で、心満たされる豊かな暮らしを送りたいと考えるすべての方に、家づくりにまつわる知識と教養をお届けします。

ロゴマークについて

「M」の右斜め上に伸びるラインが象徴するのは、「もっと自由に、自分らしく」という、住まいづくりの考え方。左下へ伸びるラインは、光と風のベクトルを表し、自然を取り入れる暮らしの心地良さを連想させます。上下に広がる造形が、「もっと自由に、自分らしく」と望む人の周りに広がる空間の存在を感じさせます。


Presented by TERAJIMA ARCHITECTS

テラジマアーキテクツは、創業以来60年にわたりデザイン住宅を手がけてきた、住宅専門の設計事務所+工務店です。
お客さまのライフスタイルに合わせたオーダーメイド住宅をつくり上げています。

東京都・神奈川県で家を建てることにご興味のある方は、下記のウェブサイトも併せてご覧ください。
建築家による設計・施工実例を多数ご紹介しています。
https://www.kenchikuka.co.jp/

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More Life
Seminar
[特別セミナーレポート]

自分らしい住まいのつくり方

2019年6月8日、イタリアのデザイン家具メーカーであるFLEXFORMのショールーム・FLEXFORM TOKYOにて、建築家・深澤彰司による家づくりセミナーが開催されました。

 

事前申込をされたご来場のみなさまはブランドを代表するソファやチェアに実際に座り、エレガントでモダンな空間のなかで深澤の話に耳を傾けてくださいました。今回は「自分らしい住まいのつくり方」をテーマに行われたイベントレポートをお届けします。

テラジマアーキテクツCEO・一級建築士 深澤彰司

自分らしさの引き出し方

「自分らしさ」というものは人それぞれお持ちだと思います。しかし、それを言語化するとなるとなかなか難しいことです。改めて自分自身の「らしさ」や「個性」を考えようとしても、なかなか自信を持って答えられるものではありません。

 

しかし、テラジマアーキテクツの手がける物件は、どれも住む人それぞれにとっての「自分らしさ」が存在しています。では、住まいに求める「自分らしさ」とは、一体何のことなのだろうか。そして、それはどうやって伝えたらいいのだろうか。その疑問を解決すべく、実際にあったテラジマアーキテクツでの家づくりの流れやストーリーから、自分らしさの引き出し方を考えます。

小さな要望に耳を傾ける

テラジマアーキテクツではお客様が来社された際、まずコンサルタントがヒアリングを行います。実はこのときのお客様の小さな要望や意見、こだわりのなかに「自分らしさ」のヒントが隠れていることが多いのです。本セミナーでは深澤が実際の案件を例に、「自分らしさ」を導き出していきました。

 

たとえば、実際にヒアリングをした際に「とにかく人を招くことが大好き」というご夫婦がいらっしゃったケース。ほかにも、「近隣を気にして過ごしたくない」「来客が来た際に家族に気を使わせたくない」などさまざまな要望がありましたが、このご夫婦の場合、「とにかく人を招くこと大好き」という部分が「自分らしさ」に当たると判断。ポイントは、マイナス面を解消する要望ではなく、憧れの暮らしを拾い上げることです。

能動的モチベーションが自分らしさにつながる

家を建てると決まった時、お客様の要望として挙がりやすいのは、リビングが狭いから広くしたい、子どもが増えて部屋数が足りないから増やしたい、などの「現状の不満をなんとかしてほしい」という内容です。しかし、現状の不便を解決したら自分らしい暮らしができるかというと、そうではありません。

 

実際にテラジマアーキテクツが考える「自分らしい住まい」とは、「こうしたい」「ああしたい」という能動的なモチベーションから得られるものです。それを突き詰めていくことで、「自分らしさ」の答えに近づくのではないでしょうか。それはもしかしたらなかなか人に伝えづらいことかもしれません。何から話していいのかわからないという方も多くいらっしゃるなかで、深澤は最後にこう会場に語りかけました。

 

“自分のなかでここまで言っていいのだろうかという線引きをすることなく、正直になんでもお話いただきたいと思っています。それが注文住宅の根本のあり方だと思うのです。”

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