ビジョン30
「上質で自分らしい家」とは、どんな家でしょうか?その問いの答えは、当然ひとつではありません。何に心地良さを感じ、何に心満たされるのか――家をつくる人の数だけ答えがあるはずです。ここでは、建築家・深澤彰司が過去に手がけた注文住宅の中で、特に印象に残っている邸宅とその施主の方のこだわりを振り返りながら、魅力的な家づくりを実現するためのヒントをお届けします。
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建築家の視点 「借景」を楽しむ住まい
伝統的な造園技法のひとつ「借景」は、現代の住まいにも応用できます。周辺の美しい景色を取り入れるのに最適化した住まいをご紹介します。
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建築家の視点 色・素材・位置を「揃える」ことの効果
窓枠のラインのとり方、床タイルの置き方、素材や色の組み合わせ方。細部にこだわることで、住まいの印象はぐっと洗練されたものになります。
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建築家の視点 法規制を守りつつ、広々とした住まいを実現する
住まいづくりに関わる法律には様々なものがあります。ちょっとした工夫で規制を「守りつつかわす」ことで、豊かな住空間をつくり上げることができ...
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建築家の視点 家主も来客も思わずワクワクする「前庭」の魔法
緑に囲まれて暮らしたいと願う人は多いものですが、敷地条件によっては中庭をつくるのが難しいケースも。そんなとき、ぜひ選択肢に入れたいのが「...
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建築家の視点 「家族のつながり」を生む住まいをどうつくる?
家族一人ひとりが孤立せず、とはいえ過度に干渉し合わず、緩やかにつながっている安心感の中で暮らす——そんな「家族がつながる」住まいのつくり方...
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建築家の視点 クルマ好きだけのもの?ガレージの空間設計を考える
憧れを抱く人も多い「ガレージハウス」。実はその空間設計は、クルマ好きでない人にとっても、住まいの満足度に直結する重要な場所です。
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建築家の視点 照明でつくる「色気のある住まい」
照明を効果的に用いることで生まれる陰影。それは空間に豊かな表情を与え、昼間とはまた違った住まいの魅力を引き出します。
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建築家の視点 世帯をつなぐ土間
日本の長屋建築において長く用いられてきた「土間」。この土間を、家の「内」でも「外」でもない第三の空間として現代のライフスタイルに取り入れ...
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建築家の視点 来客を迎えるキッチン
使い勝手や居心地の良いキッチン。それは、「対面型」「アイランド型」「ペニンシュラ型」といった形式ではなく、自身の「食生活のあり方」を起点...
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建築家の視点 Introduction:「上質な住まい」=高級住宅ではない
「上質」の定義は人それぞれ。自分らしく上質な住まいを実現する上で大切なのは、「好き」や「こうしたい」という率直な気持ちです。